八支則ってなあに?

コラム

「八支則」

耳にしたことがある方も多いのではないのでしょうか。

「八支則」とは聖者パタンジャリによって記述された教典『ヨガスートラ』に出てくるヨガの基本的な教えです。ヨガを行う上での8つの段階を示しています。その中で特に大切な教えは「ヤマ」「ニヤマ」。本場インドではこの2つの教えができないとアーサナに進めないとも言われています。

【八支則】

・ヤマ(日常で行なってはいけないこと)
・ニヤマ(日常でやるべきこと)
・アーサナ(坐法)
・プラーナヤマ(呼吸法)

・プラティヤハーラ(感覚を制御する)
・ダーラナ(集中)
・ディヤーナ(瞑想)
・サマディ(三昧)
これらは、ヨガをする上での8つの段階を示しています。
 

◎ヤマ (日常生活で行なってはいけない5つの心得) 

・アヒンサー(非暴力)
人、動物、環境を傷つけてはいけない。
言葉、行動、考えによる暴力を振るわないこと。
→悪口を言ったり、ネガティブな事を考えずポジティブに考えることが大切です。

・サティヤ(正直)
いかなる場合でも嘘をつかないこと。
→相手を傷つけてしまう事であれば、言わないようにしましょう。常に自身の行動、言葉に嘘はないか確認し、自分に正直に穏やかな心で生活しましょう。 

・アスティヤ(不盗)
人の物や時間、喜びを盗まないこと。
→遅刻をすることや妬むこと、割り込みなど自己中心的な考えは捨てましょう。

 ・ブラフマチャリヤ(禁欲)
物欲や食欲、性的エネルギーをコントロールすること。
→「ブラフマ」は作ること、創造主。「チャリヤ」は身構えることを示します。
欲にエネルギーを使わず新しいことに挑戦することが大切です。

・アパリグラハ(不貧)
所有欲を克服し、必要以上に執着しないこと。
→執着がわくことで、それを失うことへの恐怖、妬み、怒りが生まれてきます。程度を超えた欲をもたないようにしましょう。

 

◎ニヤマ(日常生活で取り入れるべき5つの心得)


・シャウチャ(清浄)
清潔さを保つこと。自分のカラダや身の回りを綺麗に保ちます。
→カラダだけではなく、ココロも綺麗な状態に保ちます。五感を磨くことが大切です。

・サントーシャ(知足)
与えられた環境や状況を受け入れる。今を受け入れ満足する。
→他人と比べず、あるがままを受け入れます。そうすることで、今に満足できココロが満たされるでしょう。

・タパス(苦行)
困難や苦難を受け入れ、苦しさに耐える力を持つこと。
→今に集中して、苦しい状況を受け入れます。苦手なことや嫌いなことにチャレンジしていきましょう。

・スヴァディアーヤ(読誦)
学習を怠らないこと。
→本などを読み知識を深めていきましょう。学ぶことで人生を深めてくれます。

・イシュバラ プラニダーナ(祈念
イシュバラ→自存神 プラニダーナ→謙虚に
→常に感謝し謙虚な気持ちでいることが大切です。

 

◎アーサナ(坐法)

アーサナはヨガのポーズ。ヨガと聞きアーサナをイメージする方も多いでしょう。ただ八支則では単なるポーズではなく、瞑想を深める為の坐法を示しています。
坐法は「快適」で「安定」したものであることが理想です。

 

◎プラーナヤーマ


プラーナヤーマとは「呼吸法」のことを示します。
プラーナ=生命エネルギー
アヤーマ=コントロール
浅く荒い呼吸に意識を向け、深い呼吸へと導き体内のプラーナを整えます。
呼吸法により効果は異なりますが、ストレスの解消や緊張をほぐすこと、気持ちを前向きにするなど、
ココロを整える効果が期待できます。

 

◎プラティヤハーラ(制感)


プラティヤハーラとは感覚を制御する段階。
今の感覚を観察、そして浮かんできた感覚や感情は否定せずただそのものを受け入れます。
いつもは外側に向いている自身の意識(五感)を内側に向ける練習です。

 

 

 

八支則の段階「ダーラナ」「ディアーナ」「サマーディ」では瞑想状態の深さの程度が変わります。

◎ダーラナ

ダーラナは一点に集中させている段階。
特定の対象物に意識を向けココロを集中させる状態です。

 

◎ディアーナ

ディアーナはココロが対象と同化していく段階です。
積極的に努力することなく、深く静かで一点に集中している状態。
「プラティヤハーラ」と「ダーラナ」が深まっていて無に近い状態です。

◎サマディ

サマディは八支則の最終段階。ヨガのゴールと言われています
集中と対象との一体感。全てのものは一つと感じている段階。
集中しているのか、していないのか。起きているのか、寝ているのか。わからない状態です。

 

最終ゴールであるサマディへと進む為に、まずは「ヤマ」「ニヤマ」から生活に取り入れ実践していきましょう♪

関連記事一覧