心が穏やかな気持ちになる!「慈悲の瞑想」のフレーズと実践方法

皆さん、「慈悲の瞑想」をご存じですか?

「慈悲の瞑想」は、自分や他者を慈しむ心を育てるための瞑想で、よくマインドフルネス瞑想と合わせて行われます。

今日は、「慈悲の瞑想」についてのお話をしてみたいと思います。



「慈悲の瞑想」とは?

「慈悲の瞑想」は、ココロをととのえる瞑想法のひとつです。

「慈悲」とは、原始仏教の考え方で、自分のまわりの人、自分が知らない人、自分のことを嫌っている人、そしてこの世の中の生とし生けるものすべての平安を願う気持ちや行いのことを言います。

「慈悲の瞑想」は、自分と自分以外の者との区別をなくすことで、自らの心の平穏を得るという瞑想の方法です。

対立や葛藤などの心の乱れの原因は、普段の意識が自分と自分以外の者を切り離していることにあるのではないか?

この自分と他者の境界を無くして「慈愛」の心を持つと、きっと自分の心の平穏を得られますよ!という考えです。

「慈悲の瞑想」は、心がざわついていたり、イライラしていたりする時に行うと効果的です。

メディテーション(瞑想)は、スピリチュアル的に感じる方もいらっしゃると思いますが、最近では、科学的にも瞑想の効果が実証されています。

医学的な実験の結果、瞑想後にポジティブな感情が上昇していることが明らかになっていたり、瞑想の効果を利用してストレス障害などの治療の一つとして使われたりしています。



「慈悲の瞑想」の実践方法

「慈悲の瞑想」のやり方はいくつか存在していますが、もっともシンプルな方法は、慈悲の言葉を座って唱えるものです。

<慈悲の言葉>

私が幸せでありますように
私の悩み苦しみがなくなりますように
私の願いごとが叶えられますように
私に悟りの光が現れますように
私が幸せでありますように(3回)

私の親しい生命が幸せでありますように
私の親しい生命の悩み苦しみがなくなりますように
私の親しい生命の願いごとが叶えられますように
私の親しい生命に悟りの光が現れますように
私の親しい生命が幸せでありますように(3回)

生きとし生けるものが幸せでありますように
生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように
生きとし生けるものの願いごとが叶えられますように
生きとし生けるものに悟りの光が現れますように
生きとし生けるものが幸せでありますように(3回)

私の嫌いな生命が幸せでありますように
私の嫌いな生命の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな生命の願いごとが叶えられますように
私の嫌いな生命に悟りの光が現れますように(3回)

私を嫌っている生命が幸せでありますように
私を嫌っている生命の悩み苦しみがなくなりますように
私を嫌っている生命の願いごとが叶えられますように
私を嫌っている生命に悟りの光が現れますように(3回)

生きとし生けるものが幸せでありますように(3回)

唱える時は、次のような感じで行いましょう。

・静かな場所を用意する

・リラックスして座る

・背筋をのばしてゆっくりとした呼吸をする

・唱える時は、慌てずゆっくりと

最初は、一人で唱えるのが難しいと思いますので、音声ガイド(Youtubeなどにあります)などで慣れることから始めてみることをおススメします。

大切なのは、一度に長い時間をするよりも、1日4~5分づつで良いので毎日すこしずつ続けることです。

全文が長く感じて辛い場合は、「私が・・・」と「生きとしいけるものが・・・」の章だけから始めると良いかもしれません。

毎日続けていると、不思議と心にゆとりが生まれて、ざわざわとした感情や怒りや不安といったネガティブな気持ちがポジティブなものに変わっていくはずです。

さあ今日も、オンラインヨガでココロとカラダをととのえましょう!

 

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