「日中やる気が出なくて、仕事に集中できない」
「体がだるくて、家事もはかどらない」
「朝の目覚めが悪くて、起きるのが大変」
このようなお悩みはありませんか?
もしかして、「睡眠の質」が悪いせいかもしれません。
今回は、以下の内容についてお話ししていきます。ぜひ、最後までご覧ください。
◆ぐっすり眠れない原因とは?
◆良質な睡眠は美容にも効果的
◆良質な睡眠には、おやすみ前のヨガがおすすめ
◆おやすみ前のヨガを効果的に行うコツ
ぐっすり眠れないのはなぜ?
良質な睡眠とは、
◆寝つきが良い
◆ぐっすり眠れる
◆寝起きがすっきりしている
この3つがそろっていること。
ぐっすり眠れない原因には、主に生活習慣・ストレス・身体疾患の症状の3つがあります。
1 生活習慣
睡眠はカフェインの入ったコーヒー・紅茶、アルコールを飲むこと、スマホの使用など寝る前の生活習慣にも影響を受けます。
寝る前に、なんとなくダラダラとスマホを見続けていませんか?
スマホはブルーライトによる弊害だけではなく、このあと解説する「自律神経」にも悪影響があるのです。
2 ストレス
仕事のストレスや不安、過度な緊張などは、睡眠の質の低下につながります。
コロナ禍の現在、将来対する漠然とした不安を感じている方は多いのではないでしょうか?
リモートワークによる環境の変化で、戸惑っている方もいるでしょう。
気がつかないうちにストレスをため込んでいる可能性もあります。
ストレスは、結果的に睡眠の質を低下させるのです。
3 身体疾患の症状
アトピー性皮膚炎や慢性頭痛などの症状も、睡眠の質の低下につながります。
専門医を受診して、正しい治療を受けると良いでしょう。
良質な睡眠はココロとカラダをととのえる
良質な睡眠には、自律神経を整える効果があります。
さらに、お肌のダメージの修復やダイエットにも効果的。
ひとつずつ見ていきましょう。
1 「良質な睡眠」は自律神経を整える
睡眠には自律神経を整えて、リラックスしたり疲れを癒したりする効果があります。
自律神経には、日中など活動時に活発になる「交感神経」と、いやし・回復モードの「副交感神経」のふたつがあります。
交感神経と副交感神経は、交互に上がったり下がったりをくり返しているのです。
寝ている間は副交感神経が優位になるので、疲れをとりながら心身を整えていきます。
ところが、睡眠の質が悪いと交感神経優位の状態が続いて、心身の不調をまねくことに。
「疲れがとれない」
「どうも気分が上がらない」
と感じていたら、自律神経のバランスがくずれているのかもしれません。
2 「良質な睡眠」はお肌のダメージを修復する
良質な睡眠は、美容にも効果的。
入眠するとすぐに「成長ホルモン」が分泌されます。
成長ホルモンは、お肌のダメージを修復して疲労回復をうながすので、別名「アンチエイジングホルモン」と呼ばれています。
睡眠の質が悪いと成長ホルモンの分泌リズムが乱れるので、肌荒れやハリの低下につながることもあるのです。
3 「良質な睡眠」はダイエットを効果的にする
良質な睡眠は、実はダイエットを効果的にします。
睡眠の質が悪いと、食欲を抑える「レプチン」というホルモンの分泌が減少。
反対に、食欲を増進する「グレリン」というホルモンは増えるのです。
夜中に突然、スナック菓子やラーメンなどを食べたくなる衝動にかられたことはありませんか?
これは、食欲抑制ホルモンと食欲増進ホルモンのバランスの乱れが原因。
睡眠の質が悪いと、ダイエットの努力が台無しになる可能性もあるのです。
良質な睡眠には「おやすみ前のヨガ」がおすすめ
「おやすみ前のヨガ」は、良質な睡眠に効果があります。
日中の仕事や家事の忙しさによって、交感神経と副交感神経の切り替えはむずかしくなります。
ヨガのゆっくりとした腹式呼吸とポーズは、交感神経をしずめて、副交感神経を優位にしてくれるのです。
また、ストレスやプレッシャーによって、知らないうちに呼吸が浅くなっている場合も。
呼吸の浅い「胸式呼吸」は、交感神経を優位にします。
ヨガの深い呼吸が副交感神経を優位にして、自律神経のバランスを整えるのです。
おやすみ前のヨガは心身をリラックスさせて、良質な睡眠を導きます。
「おやすみ前のヨガ」効果的に行う3つのポイント
良質な睡眠のために「おやすみ前のヨガ」を効果的に行うポイントを3つご紹介しますね。
1 夕食後すぐは避ける
食後すぐのヨガは、胃が消化不良を起こしたり、気分が悪くなることも。
ヨガを始める2~3時間前までに夕食をすませると良いでしょう。
2 入浴の直後は避ける
ヨガには全身の血流を促す効果があるので、入浴直後は血行を促進しすぎる可能性があります。
入浴後30分ほど時間を空けて行うのがおすすめです。
3 静かな場所で行う
ヨガはひとりになれる静かな場所で行うと、よりリラックスできます。
蛍光灯などの明るい照明は避けると良いでしょう。
間接照明のやわらかい光は、副交感神経が優位になり、リラックスにつながります。
まとめ
良質な睡眠とは、ぐっすり眠れて寝起きもすっきりしていること。
眠れない原因には、生活習慣やストレスなどがあります。
良質な睡眠は、自律神経を整え、お肌のダメージの修復・ダイエット効果も期待できるでしょう。
おやすみ前のヨガは、自律神経のバランスを整え、良質な睡眠へと導きます。
効果的なポイントは、食事・入浴の時間に注意し、静かな環境で行うこと。
寝る準備を整えたら、「おやすみ前のヨガ」にぜひ取り組んでみましょう。